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【福岡ガチ移住ブログvol.11】「福岡は音楽の街」って知ってた? その理由を音楽イベントプロデューサー深町健二郎さんに聞いてみた

東京から移住してきた田中ゆいです。ご無沙汰しています。

ラーメン、もつ鍋、明太子、中洲など、「福岡といえば○○」といった名物はたくさんありますが、東京にいたときには気づかなかったのが「福岡は音楽の街」ということです。みなさん知っていましたか? 私は全く知りませんでした。福岡が音楽の街?なぜ?ところが数ヶ月住んでいるうちに肌感覚で「音楽の街」を感じているのでいくつか事例をご紹介します。

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私が勤めている本屋「Rethink Books」は毎週木曜日に音楽ライブを行っています。毎回、福岡のイベントプロデューサー・深町健二郎さんにお願いして地元のミュージシャンを呼んでもらっているのですが、いつも個性的で腕の立つ人ばかり。名前は知らなかったけど、こんなに面白い人がいるんだー!という驚きとともに、ダイレクトに「音楽の街」を体感しています。

その時、ふと湧いた素朴な疑問。福岡のミュージシャン事情ってどうなっているんだろう。

もう少し深掘りするために「音楽の街 福岡」とググッてみたところ、「めんたいロック」というキーワードを発見。細かい定義はさまざまあるようですが、まとめると

●辛口の男臭いロックミュージック
●1970〜80年代に福岡で生まれたもの

だそうです。

うんうん。めんたいロックの代表的ミュージシャンと言えば、「サンハウス」(1975年デビュー)、「シーナ&ロケッツ」(1978年デビュー)のメンバーである鮎川誠さん。

つい先日、勤務先の本屋で鮎川さんのインタビュー本『シーナの夢』(西日本新聞社)を見つけたのでパラパラめくってみたんですが、文章が全部方言で、バンドメンバーで妻でもあるシーナへの愛、ロックへの愛、福岡への愛など、めちゃくちゃ愛が詰まっているんですよね。ちょっと横道それましたけど、いい本なので気になる方は読んでください(笑)。

さて本筋に戻ります。

先日、本屋で演奏していただいた山部善次郎さんもめんたいロックの代表格。

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全ての所作がロックンローラーで、生粋の福岡男で、本屋の磁場が狂うくらい独特のオーラを持った方でした。マイクもスピーカーも使わずギター一本でステージを終えた後、ギターを丸ごと忘れて帰っちゃって深町さんが走って追いかけるという出来事もありました(笑)。型破りだなあ〜。

そんなこんなで毎週、深町さんには福岡の音楽シーンの素晴らしさを教えてもらっているわけですが、深町さんがプロデュースする音楽イベントもすごく大規模で、特に毎年9月になると福岡全体が音楽漬けになる「福岡ミュージックマンス」があります。

まずは、山と海に囲まれた糸島市の芥屋海水浴場で音楽フェス「サンセットライブ」。

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地元飲食店の駐車場で始まったというローカルなフェスで、今年24回目を迎えたとか。福岡の人からすると「サンセットに行かないと夏が終わらない」そうです。会場はビーチに直結していて、とても開放的です。

そして、歓楽街・中洲に複数のステージが出現し、お酒片手に音楽を楽しむ「中洲ジャズ」。

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「道路の真上にステージがあるっておかしかろ?」と笑う深町さん。ただでさえ飲み屋のお客さんで賑わう中洲のど真ん中にステージ作っちゃうなんて、発想が音楽漬けすぎる!

市役所のど真ん前の広場やデパートのイベントスペースなど同時多発的にライブが行われる「ミュージックシティ天神」。

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朝から晩まで駆け回っても、間に合わないほどライブ三昧。新人ミュージシャンから大物までごちゃ混ぜに登場して、しかも無料ですよ。すごいイベント打つよなあ。

福岡は、街として音楽に対する許容範囲が広いんだと感じます。また、県民性として「自分でやりたがりな人が多いからミュージシャンが増える」という意見も聞きました。なるほどなあ。

深町さんにも「なんでこんなに福岡は音楽が盛んなのですか?」と聞いてみました。

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「そうやねー。東京と程よく距離が離れてるのが良かったのかもしれんね。近すぎるとやっぱり東京に行ってしまうから」

確かに東京にいた私は知らなかったけど、福岡にはびっくりするぐらい面白いミュージシャンがいます。福岡はちゃんと都会なので十分マーケットとして成り立っているのかもしれません。

「あとはかっこいい先輩が福岡にはいるっていうのも大きい。その背中を見て、かっこいいミュージシャンが育っていくんやない?」

なるほどなあ〜。東京はスカしてる人も多いけど、福岡はちゃんと真っ向からかっこつけてて、それがちゃんとかっこいいミュージシャンが多い気がします。(※個人の感想です)

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たとえば先日、本屋でライブをしてくれた石原顕三郎さん(The TRAVELLERS)は本当にかっこよかった〜。喋りもうまくて歌声もかっこいい! 私がキャーキャー言ってたら、深町さんに「ああいう男を“ツヤつけとう”っていうとよ」と教えてもらいました。ちなみに意味は「カッコつけてる」ってこと。使っていこう、ツヤつけとう。

「JUDY AND MARY」のギタリストTAKUYAさんも、人生をかけた構想として「福岡から音楽を生む」と言っていますし。音楽好きな人はほんと、福岡に来て「音楽の街福岡」を体験してみてください!



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