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子育て中の女性が働きやすい街・福岡 ママの力でスタートアップ企業を支えよう!

全国的に雪が降り、荒れ模様の天気となった今月19日。悪天候にも関わらず、福岡・天神のスタートアップカフェには、たくさんの子連れママたちが集まりました。この日行われたのは、子育て中のママたちの就職支援を行うNPO法人「ママワーク研究所」が、内閣府の女性活躍推進モデル事業として平成27年9月から行ってきた活動の報告会です。

平成26年に創業特区に指定された福岡市は、全国21大都市で1位(7.0%)の開業率を誇っており、また、起業者総数における若者の割合も12.3%で同1位。若い起業家にとって仕事のしやすい環境づくりに成功していると言えますが、一方で出産・子育てを理由に、働きたくても働けない女性(育児期女性人材)の数は九州でもっとも多い約15,000人に上ると見られています。

そこに着目したNPO法人ママワーク研究所が、スタートアップ企業の成長をサポートする担い手として、育児期女性人材を再教育し紹介するプロジェクトを提案。経営者へのアンケートとヒアリングを通じて見えてきた、ベンチャー企業で特にニーズの高いスキルやマインドセットを養成するプログラムをママたちに受講してもらい、企業とのマッチングを行う全国でも注目のプロジェクトがスタートしました。

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この日の報告会ではまず、企業側が働き手に求めている具体的な要望や、その後の研修の様子を紹介。さらにパネルディスカッションとして、株式会社エニセンスの代表取締役・熊谷昭彦さんと、Kaizen Platform,Inc.でカスタマーサクセスマネージャーを務める藏保萌子さんが登壇しました。

熊谷さんは、「弊社はすでにプログラマーやコーダーとして育児期女性人材を採用していますが、彼女達は優秀で責任感のある人が多いと感じています。女性向けアプリを開発しているので、彼女たちのユーザー目線でのサービス改善提案にも期待しています」とコメント。

また藏保さんは、ご自身がスタートアップ企業でノンコア業務を支えてきた経験を踏まえ、「子供が生まれたその日から、経験のない母親の役割を手探りでこなしていくという点では、ママもスタートアップ経験者といえると思います。子供にかけてきた情熱や夢を、企業や自分の仕事にも向けてみてほしいですね」と語りました。

その後は、イベント参加企業とママ参加者のマッチング交流会。ママさんたちの得意分野を記したプロフィールシートも用意され、採用面接かと思われるほど密なやりとりが行われていました。

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今回のイベントを主催したNPO法人ママワーク研究所代表の田中彩さんはこう語ります。

「福岡は、パートナーの転勤などにより、自身のお仕事を仕方なく辞めて来た実務経験豊富なママさんが多いのが特徴。今後活躍の場はますます広がっていくと思います」

内閣府の支援するモデル事業としては今年度で終了しますが、NPO法人ママワーク研究所によるマッチング活動は継続していくとのこと。“スタートアップ企業の成長には育児期の女性人材が欠かせない”という新たなビジネストレンドが、ここ福岡から生まれるのかもしれません。


【関連リンク】
NPO法人ママワーク研究所
http://www.mamawork.net/



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