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ほのぼの手芸からハイテクIoTまで 福岡発のカオスなモノづくり博覧会「つくると!」

職種や企業の垣根を越えて横の結びつきが強く、新しい試みが次々と生まれる福岡のクリエイティブ・コミュニティからまたひとつ、ユニークなイベントが誕生しました。

その名も「つくると!」。

平成27(2015)年9月に山口情報芸術センター「YCAM(ワイカム)」で行われた「ヤマグチ・ミニ・メイカー・フェア」の参加者たちから「福岡でもやりたい!」という声が上がり、自然発生的に立ち上がったモノづくり博覧会イベントです。

開催当日の1月23日(土)は、40年に一度の大寒波が到来。2日間予定していたイベントも初日のみの短縮開催となりましたが、会場となった九州大学大橋キャンパス多次元ホールには、悪天候にも関わらず約500名(主催者調べ)もの多くの来場者が集まりました。

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会場内は、50を越える出展団体のブース展示の他、プレゼンテーションやワークショップ、メイカーズイベントの定番コンテンツとなりつつある「ヘボコン」(ロボットをまともに作れない人たちが作ったヘボ・ロボットによる相撲大会)まで、来場者が自由に楽しめる催しがたくさん。「つくると!」運営メンバーも全員ブースを出し、出展者も来場者も一緒になって楽しんでいる様子が各所で見られました。

同イベントの発起人は、エンジニアであり博多区中洲のメイカースペース「博多図工室」の元立ち上げオーナーで、現在はファブラボ天神のファブマスターでもある鈴谷瑞樹さん(トップ写真左端)。イベント開催の意図について鈴谷さんはこう語ります。

「東京のメイカーフェアは年々拡大していますが、その分自由度は減ってきているように感じます。本当に面白いのは、有象無象が一緒くたに集まるカオスなイベント。東京の縮小版ではなく、福岡でしかできないことをやりたいなと思ってイベントを開催しました。」

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もともと福岡は、製造業の集積地として日本の産業近代化を支えた地域でもあります。高い技術力を有し、創意工夫の風土があり、かつ近年のIT産業の集中と蓄積もある福岡で行われた初めてのモノづくりイベント「つくると!」。これをきっかけに、福岡のモノづくりシーンもより活気づくことが期待されます。

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「技術力の高い人もアマチュアも一堂に会せる場所を作ることで、“誰もが作り手になれる”、“作るってこんなに楽しい”ということを伝えていきたいですね。作られたモノを手に取って触ったり、作った人の話を聞いたりできるのも、インターネットでは伝えられないリアルイベントの醍醐味だと思います」と鈴谷さん。

最新の技術を駆使したロボットから、あまり役に立ちそうもないモノ、ただ“作りたい”という熱烈な衝動だけを感じるシロモノまで、この面白さは来て見て触ってみないとわかりません。次回開催もすでに決まり、今年夏頃の予定。遊びにいく側、出展する側、どちらでも楽しめるイベントになりそうです。

【関連リンク】
つくると!
http://tsukuruto.net/

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