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移住促進プロジェクト  “中の人”に聞いた 福岡移住で手に入るものとは?

クリエイターやエンジニア、プログラマーのための福岡移住促進プロジェクト「ぼくらの福岡クリエイティブキャンプ」。そもそも、なぜ福岡市は今、クリエイターらに熱いラブコールを送っているのでしょうか? そこで、今回は同プロジェクトの中心にいる人物、福岡市企業誘致課の山下龍二郎係長にお話を聞きました。


山下 端的に言うと「優秀な人材に福岡に集まっていただきたい」、この一言に尽きます。私は企業誘致担当なのですが、企業さまに福岡市の仕事のしやすさ、住環境の良さなど長所をお話しするとご興味は持たれる。しかし、企業さまとしては、「自分たちが今の状態からさらに成長できるのか」というところに力点を置かれますので、いかに優秀な人材を福岡に留まらせるか、もしくは呼び込むか、が重要となるわけです。

――なるほど。ただ、福岡市の場合、大学も多く優秀な人材も集めやすそうですが。

山下 ええ、そういう意味では福岡は教育機関も多く、優秀な若い人材が、毎年輩出されています。ただ、彼らが企業の「核」にまで成長するには一定の時間がかかる。ITやデジタル系企業はどうしても東京に集まる傾向が強く、福岡で育った人間でも東京に出てしまうケースが多かった。特に理工系の人はそうですね。福岡、九州ってわりと地元意識が強いので、ここに残りたいっていう若者は結構いるけど、「仕方なく」九州を出てしまった人がたくさんいるんですよ。


しかし、ここ数年、状況は変わりつつあります。福岡市に“受け皿”となるような魅力的なIT・デジタル系企業が育ち、さらに市外から力のある企業が集まってきているのです。たとえば来春を目処に、LINE株式会社が福岡市内に自社ビルを建設、国内2つめとなる拠点を構えることが決まっています。

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山下 もうこうなると、受け皿の少なさではなく、人材の確保がより重要になってくる。大学新卒の学生は一定のボリュームはありますので、現時点で、それなりに業界で経験を積んでいる人、具体的には20代から30代で、経験年数も3、4年から10数年というその企業の「核」となるような人材をどうにか福岡市に呼び込みたいと。

――ただそういう人材はどこでも引っ張りだこ。福岡移住を決断させるのは大変ですよね。

山下 我々もそこを懸念しつつプロジェクトを始めたのですが、今年3月に東京で開催した『ぼくらの福岡移住計画2014 in TOKYO』というイベントで、予想外に参加者が多く、そこで「これはいける」と手応えを感じたんですよ。参加者も大きくふたつに分かれて、ひとつはもともと福岡にゆかりのある方々。そういう方々は、福岡の生活のしやすさをことさら伝えなくてもわかっていただけているので、いかに今の福岡が仕事をする上で東京などと比べても大差なくできるかをお伝えすればいい。一方、“福岡経験”のない方々の場合は、一から福岡の魅力を伝えていかなければいけないですよね。

――たしかに。中には博多ラーメンや明太子しか知りませんって人もいるかもしれないですし。

山下 私個人としては、福岡で暮らして仕事をするメリットってなんだろうって考えると、「時間」だと思うんですよ。福岡市の場合、通勤時間30分以内の人が半数を超える。東京で、30分以内で職場に行ける人はどれくらいいるでしょうか?同じ時間仕事をしたとしても、東京と福岡では、プライベートな時間の長さが違ってくるわけです。この点については、東京などから移住されて来た人も口々に仰いますね。

――福岡といえば街がコンパクトで住みやすいとも言われています。

山下 はい。ほどよく都会で、ほどよく自然もある。都会的な暮らしも出来るし、かといって息ぐるしさもなく、どこか朗らかとしている。「住」という意味で福岡は過不足なく、日本でも指折りの住みやすい都市だと思います。さらに、日本だけでなく世界に打って出ているような企業も増えてきているので、仕事に関してもバリバリと第一線でやっていける環境も整っています。

――グローバル化が叫ばれる昨今、福岡の地理的な条件の良さが改めて注目されている側面もあるのではないでしょうか。

山下 その通りだと思います。福岡市の玄関口である、福岡空港は世界でも類を見ない便利な空港で、たとえば市の中心地・天神からも地下鉄で、10分ちょっとで行ける距離。しかも、その空港からは羽田便が1日50往復以上、海外へも直行便で19路線あります。中国・上海やシンガポールはデイリー便ですね。中韓さらに東南アジアへもバンバン出張ができる環境です。

――また福岡の場合は災害に強いことも、注目を集める一因になっているようですね。

山下 そうですね。昨今、個人レベルだけでなく、企業さまでも、対災害に対する意識の高まりがあります。特に東日本大震災以降、強まっていますね。何かあった時、事業を継続していけるようなリスクヘッジをしておかなければいけません。そう考えた時、福岡というのはベストチョイスになるんだと思います。


かくいう山下係長もUターン組。高校まで福岡で育ち、関西で大学時代を過ごし、そして30歳を過ぎるまで東京のメーカーで働いたのだとか。最後に、どうして福岡に戻ってきたのか、その理由を聞いてみました。


山下 8年ほど前の話になりますが、東京から福岡に帰省するたびに、ものすごい活気を感じていたんですよね。今でもそうなんですけど、人口は増え続けているし、街の規模も大きくなっている。これだけ動きのある街で仕事をしてみたい、住んでみたいというのが動機ですね。今回のクリエイティブキャンプでは、2ヶ月間、福岡市内のクリエイティブ企業にトライアルワークをしていただきつつ、この土地で生活していただくことになります。その2ヶ月の間に、この街の活気、パワーを実感していただけるのではないかと確信しています。


まだ始まったばかりの「福岡クリエイティブキャンプ」。11月30日(日)には大阪・梅田のグランフロント大阪にて、移住支援イベントを開催します。今回は京都移住を支援する「京都移住計画」さんとのコラボ企画。福岡や京都で活躍するクリエイターや移住経験者らが、両都市での「職」と「住」について語りつくします。少しでもご興味ある方は是非、参加してみてはいかがでしょうか。


【イベント情報】
ぼくらの福岡クリエイティブキャンプ presents
福岡移住計画 × 京都移住計画 合同企画『ぼくらの移住計画  in OSAKA』
日時:2014年11月30日(日)14時開始予定
場所:大阪・梅田
   株式会社マイナビ 大阪支社 マイナビルーム(グランフロント大阪内)
参加費無料、要事前予約(公式サイトよりhttp://fcc.city.fukuoka.lg.jp/event/osaka/




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