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移住して2年 ……28歳女性が語る「福岡で働くということ」

いまや “連続起業家”として知られる家入一真氏が平成13(2001)年に福岡で創業したインターネット関連サービス会社のGMOペパボ株式会社(旧社名:株式会社paperboy&co.)。平成20(2008)年にはジャスダックに上場し、その後、現・代表取締役社長 佐藤健太郎氏に経営をバトンタッチした後も、順調に成長を続けています。
そんな同社に平成23
(2011)年に入社した今岡佐知子さんは島根県出身の28歳。大学時代を福岡で過ごし、その後、東京と京都で社会人生活を送った後、昨年、転勤で福岡に「戻って」きました。今回は、そんな今岡さんにお話を伺いました。


――御社はいろいろなネット関連サービスを提供されていますが、中でも有名なのはレンタルサーバー「ロリポップ!」ですよね。

今岡 はい。平成13年、弊社の家入がレンタルサーバー事業を始めた当時レンタル代金は月額数万円が相場で、初心者など、個人が借りることのできるレンタルサーバーは全くと言っていいほど普及していない状況でした。そんな中、数百円という学生や主婦の方でも気軽に利用できる価格でサービスを始めたのは、とても画期的だったと思います。

――いち早く社会のニーズをつかんで、サービスを提供したことで御社は成長したんですね。そもそも「福岡の人」は社会のニーズや情報に敏感なのでしょうか?

今岡 正直に申しますと……福岡の人が特に流行に敏感、ということはないと思います(苦笑)。私の感覚でいうと、福岡は東京に比べて流行が遅れて来るような気がします。情報が入ってくるスピードは東京とそんなに変わらないと思うんですけどね……。でも、福岡の人たちは、やる!と決断するスピードがとても早い。それがすごく強みだと思います。あと、福岡は“巻き込み上手”の方が多い気がします。「楽しいからみんなでやっちゃおうよ」っていう風潮があるというか。

――なるほど。軽い言い方ですけど、ノリが良いということでしょうか。

今岡 そうですね。会議などでも、新しい事業について話し合いをする時は「まずはやってみよう」という声が上がるんですよ。基本的に反対する人よりも乗っかってくる人が多いというのも福岡発の会社の特徴だと思います。

――「うだうだ言ってるくらいならやってみようよ」という風潮があるんでしょうかね。

今岡 そう思います。また、社内に限らず、福岡では横のつながりも結構濃密で、自然とコミュニティが形成されるんですよ。で、そこでの活動がとても活発なので、“仲間”とのつながりがとても強く、実際になんでも相談できる人が多いですね。それこそプライベートなことまで相談できるくらい仲が良い人も多いので、助け合いながら仕事ができます。

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――では、福岡で働く上で注意していることってありますか?

今岡 コミュニティでのつながりは強い反面、コミュニティの外との交流の場がそれほど多くないので、常にアンテナを張ってないとトレンドや業界の動きをキャッチしにくい面はありますね。現実的な話をすると、優秀な人が東京に集まってくるのは昔から変わってないと思うんですよ。でも、逆に言うと、福岡でいい仕事をすると目立てる。そういう意味では、福岡で働くことで、自分の持ち味を存分に発揮できるという面もあると思います。

――最後に、福岡でうまくやっていくコツを教えてください。

今岡 その土地に馴染むことでしょうか。特に福岡はコミュニティ活動がとても活発なので、出会いを大事にすること。また、この街の歴史、この土地に住む人を知ることが成功につながると思いますよ。


【プロフィール】
今岡佐知子さん 
島根県安来市出身。九州大学卒業後、東京・政策研究大学院大学の修士課程を経て、2011年に同社新卒一期生としてGMOペパボに入社。同年11月に新規プロジェクト立ち上げで京都に転勤。2013年より福岡支社で勤務。現在は、同社ホスティング事業部ロリポップグループディレクターを担当。

【関連リンク】
GMOペパボ株式会社
http://pepabo.com
2001年、創業者の家入一真氏がレンタルサーバー「ロリポップ! 」の事業を開始し、2003年に有限会社「paperboy&co.」を設立。2004年株式会社に組織変更し、GMOインターネットグループにジョイン、本社を東京に移す。2008年にジャスダック証券取引所に上場。2013年の売上高は41億6千万円。現在、207名の従業員がいる(2014年9月現在)。

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