“ポートランド風シリコンバレー”  福岡市が目指すのは次世代型ハイブリッド都市?

若者は田舎を離れ、気が付けば街には高齢者ばかりがあふれかえる……日本に限らず、今や様々な国の地方都市で当たり前のものとなっています。ところが一方で、「そこに住むことが格好いい、クールだ!」と、若者が“出ていく”のではなく、むしろ“入ってくる”という都市もあるとか。

たとえばアメリカ・オレゴン州のポートランド。

1982年には州全体の失業率が12%に達し、一時はゴーストタウン化した時期もありましたが、同市はそれからおよそ30年の年月をかけ、自然保護や公共交通機関の充実をはじめとした街づくりを実施。結果、適度な田舎感と快適な住環境が若者に支持され、ここ数年で移住者が急増し、なんと、毎週400~500人ほどを迎え入れるほど。

今や全米人気No.1を誇るポートランドですが、福岡市も実は日本の中でもっとも住みやすい都市として若者から熱い視線を注がれています。

総務省統計局の調査によると、福岡市は東京23区、北海道の札幌市と共に人口流入超のトップ3にランクイン。加えて、10~20代といった層の転入者が多く、すべての年齢層で転入超が続くという結果も出ています。

(写真)ビルの灯りが煌めく福岡市の夜景

福岡市がここまで移住者が多い理由には、ポートランド同様、街の住みやすさや環境の良さなど様々な要因がありますが、中でも若者に支持されている理由の一つが、福岡市の経済を支えるビジネス面にあります。デジタルコンテンツ関連企業が多く集まり、さらに全国6地域の国家戦略特区のひとつである「グローバル創業・雇用創出特区」にも指定されています。今後、ますますクリエイティブな企業が集まることが期待されており、ゆくゆくは“日本のシリコンバレー”を目指しています。

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